悪夢の修学旅行 in 沖縄 3日目
- 〜3日目 朝〜
- 今日も朝の6時に担任様がドアを叩きにやってきました。
- おまえ明らかに確信犯だろ!ってぐらい私たちの部屋のドアだけを長時間叩くんです。彼ったら。
- 『ご飯いらないので寝かせてください』って言っても厳しい担任様は認めてくれないので、仕方なくふらふらしながら朝食へ向かいます。
- 〜中略〜
- なんか食べられるものを口の中に入れて噛んで飲み込んだ後、午前中のプログラムまで時間があったので、3人で部屋でぐだぐだしてました。
- 〜体験プログラム〜
- ちなみに午前中は久米島の文化に触れるみたいな感じで、私とO西氏は三線の演奏を体験、おぐら氏は散策でした。
- TVをつけると、また北朝鮮についてのニュースだったので、再び3人で議論を酌み交わしているうちに、おぐら氏が出発の時間に。
- 私とO西の出発まではまだ少しあったので、おぐら氏を見送ってからまたぐだぐだしてたら見事に集合時間に5分遅れて厳しく咎められました。
- 我々のパーティにおぐら氏がいないと、スケジュール管理が全く上手くいかないということを痛感しました。
- バスに揺られること5分。公民館みたいなんに到着しました。
- 三線がえらく豪華で、どっからもってきたんだと思ったら、教えてくれた人が楽器屋のおっちゃんでした。
- 三線は予想に反してすごく面白くて、俺は昨日1日、ハテノ浜ですごく無駄な時間を過ごしたのではないだろうか・・!と改めて思いました。
- O西氏が隣で、必死に歌いながら弾こうとして、歌ったら弾けなくて、弾いたら歌えないという状況に陥ってたのを見て同情しました。
- あとクラスメートの山本君が速弾きに挑戦しているのが酷くかっこよかったです。嘘です。哀れでした。
- あっという間に時間は過ぎ、時計はいつの間にか12時。惜しみつつもホテルに帰りました。
- 写真は全く撮ってません。なんでだろうね。
- 〜昼食〜
- ホテルに戻ると、昼食にはなんと!ほっかほっか亭のお弁当が用意されていました。
- あまりに予想外のできごとに、我ら一同は歓喜の涙を流しました。
- が!
- お決まりの!
-
- むしろ退化。
- というかほか弁でこれって・・チョイスが悪いとしか。
- 沖縄のほか弁は大阪のほか弁と違うの??
- 〜午後 ホームビジット〜
- やっぱりなんらかの食料を胃に詰め込んで、午後のプログラムの時間までは寝ることにしました。
- ベッドで寝たら永眠するのは目に見えていたのでソファで睡眠。あっという間に時間が来ました。
- 目が覚めたらふらふらした頭でホテルのロビーへ。
- 午後は修学旅行にありがちな、地元のお宅訪問です。
- とりあえず藁を運んだり、牛を洗ってやったりさせられると思ってた私たちは、バスを降りるとやさしそうなおばさんに迎えられました。
- ちなみにO西氏は別班です。
- これ一般家庭?って感じの豪邸に招き入れられて、ジュースを飲んだりお菓子を貪ったり、あまつさえ当時まだそこまで普及していないであろう、大画面薄型テレビでネプリーグを観たりしました。
- あれ?なんか居心地悪すぎるよ?むしろ仕事を下さい。って感じ。
- おばちゃんの家にお茶のみに来た感じでしたよホント!しかもイキナリ話が弾むわけも無くて、超気まずい!
- とか思ってたらおばちゃんがやってきて、『なんもやること無いんよね〜。遊ぶくらいしか』とか、にこやかに仰った。
- この空気が・・・!夜まで続くだと・・・!ごくり
- とか思ってたのもつかの間。
- とりあえず熱帯魚を見せてくれるらしく、車2台で海へ行きました。
- 男4人はおばちゃんの姉妹みたいな人(以下、おばちゃん2)の軽に乗りました。ちなみに班員は男4、女3でした。
- って良く考えたら定員オーバーじゃねえか\(^o^)/
- 私は助手席だったのでラクでしたが、男3人で軽の後部座席はキツそうでした。
- おぐら氏は、『真ん中いやだ真ん中いやだ』とか言っておられましたが、私には関係の無いことです。
- 途中、断崖絶壁に建ってるような売店でソーセージを購入して、『熱帯魚の家』なる場所に到着。
- 聞くところによると、車ならだいたい30分で島中どこでもいけるって。想像つかないですね。
- 岩に登って海を覗くだけでも結構な魚がいたんですが、ソーセージを噛み砕いて海面に吹き付けると、もう湧いてくる湧いてくる。
- 青い魚とか縞々の魚とか、でかい魚とか、食ったらうまいらしい魚などのオンパレードでしたよホント。
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- とにかく青が眩しいです。
-
- 写真は青ばっかりですが、ほんとにいろんなのがいました。
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- 写真は青ばっかりでしたg(略)
- 魚に満足したので再び家へ向かいます。
-
- 帰る途中でヤギを見ました。
- あぜ道を無理やり車で通るもんだから、車体下にゴンゴン石とかがぶつかってハラハラした上に、 おばちゃん2が車中でヤギの説明をしてくれてるのに、みしま氏が寝てたりしてさらにドキドキしました。
- 私が必死に相槌をうって対応したので事なきを得ましたよ。ほんとに。
-
- なんか普通にヤギを食べるらしいです。木→紙→ヤギ→人間の食物連鎖が完成・・・!
- 家に帰ると、おばちゃんがサーターアンダギー作ってあげるよ〜って言ってくれて、 早速女性班はお手伝い。男組はすることないのでボーっとテレビを見てました。
- すると、おばちゃんの息子が学校から帰宅。
- にこやかに挨拶をするもガン無視されて、シャイなんだねフフフ、とかおっさんの余裕を見せ付けていたのも束の間、
- 一回しゃべりだすと完全に向こうペースで話を進め始めました。
- 私たちがサーターアンダギーの小麦粉をふるいにかけるのを手伝っていたときに乱入してきて、
- 『違う!そっちの手を動かすんじゃないよ!』とか『全然駄目だよ君たち!』とかもう絶好調。
- こっちも調子に乗って、『じゃあお手本見せて下さい先生!』とか言ったら見事に持論と全く違う手さばきを見せてくれました。
- 小麦粉をふるい終わったら何故か庭で野球をすることに。もちろん先生の独断で。
- 先生(ヒロトと言うらしい)はどうやら大の野球狂らしく、私たち4人全員を何故かプロ野球選手の名前で呼んでいました。
- しかも凄いのは知識だけじゃないのですよコレが。
-
- 超豪腕。
- これが小2の球かよ・・!って感じでした。めちゃ速い。
- しかもカーブ、スライダー、縦に落ちるスライダーを巧みに使いこなしていました。決め球はBスライダー(本人談)
- 途中で兄貴のショウタ(小4)も加わり、延々と日が暮れるまで野球をしました。
- 普段はとても物静かなK野君がすごいはしゃいでて、なんか新鮮な感じでしたよ。
- これが沖縄パワーか・・・!
- ボールが見えなくなった頃に家の中に入って、今度はボクシング大会開催。もちろん先生の独断で。
- 俺はレフェリーに逃げていたので、主におぐら氏とK野君がボコボコにされました。許せ。
-
- ヒーローインタビューをえらく気に入ってしまった様子。
-
- そして延々と付き合わされるみしま氏。
- まさに満身創痍になった頃、ようやく晩御飯の仕度が整ったようで食卓に付きました。
- 過激な運動でお腹が空いていたのもあったでしょうが、ここで食べさせて貰ったご飯が、これまでで唯一まともなご飯でした。
- ってか超美味いんですけど。俺ら今まで何食ってたんだろ。
- 食事が終わると、またボクシング大会が開かれそうになりましたがなんとかご家族との談話で回避しつつ(さすがに吐くからね)、 時間が来たので記念に写真を撮ってホテルへ戻りました。
- 基本的に遊んでただけですが、当初はあまり乗り気でなかったホームビジットがとても素晴らしいもので感動しましたよ。
- お世話になりました。
- 〜夜 ホテル〜
- 心身ともに満足感に包まれながらホテルへ戻り、最後の夜はクラスの男どもとトランプとかして過ごしました。
- 点呼の後はもう各自の部屋に戻らなければならないんですが、なんとか担任様の目を盗んで再びひとつの部屋に集合。
- しばらくは平穏に過ごしてたんですが、突然O西が奇声を上げ(理由は省略)、それを察知した担任が手入れにやってきました。
- ベッドの下とか隠れられれば良かったんですが、あいにく不可能なタイプのベッド。
- 浴室とかベランダとかしか逃げ場は無くて、なすすべなく担任様に確保された我々はおとなしく部屋に戻ったのでした。
- 結局、興ざめして我々は、風呂に入ったり3人でトランプをしたり、ゴキブリを捕まえて担任様に渡したりして、何事も無く過ごしました。
- ニュースをつけると再び北朝鮮をやっていたので再び議論が始まりましたが、時計の針は2時を指したのでいいかげん寝ました。
-
- 花粉症みたいな症状が現れた大O西さんは完全防備で睡眠。
- 私も喉がかゆい&くしゃみが出るようになったので顔にタオル巻いて寝ました。絶対ハウスダスト的な何かだって。
- これで修学旅行が終わりか。などと総括もしたのですが、
- 「全体的に見れば、面白くもつまらなくもない修学旅行」
- という結論に落ち着きました。
- さて、いよいよ皆さん性欲が抑えきれなくなってきたようで、ついに明日大阪に帰郷です。
- ≪恐怖の2日目へ
- 終末の4日目へ≫
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